CustomPeople(カスタムピープル)オンラインTOP > テクニカルエキスパートファイル > TADAO RACING(忠男レーシング)XJR1200SP

TADAO RACING(忠男レーシング)XJR1200SP

TADAO RACING(忠男レーシング)XJR1200SP 画像1

TADAO RACING(忠男レーシング)XJR1200SP 画像2

YAMAHA
XJR1200SP


TADAO RACING
(忠男レーシング)



千葉県船橋市米ヶ崎町606
TEL:047-422-5959


Tadao Racing.gif

このマシンは逆輸入車の〝SP〞である。XJR1200を購入しカスタムすれば、フルパワーか否かはさほど問題にはならないが〝乗っている人が少ないこと〞にこだわり半年近く探して手に入れたという。そこから誰もしていないスタイルと速さにこだわりつつ、カスタムを進めてきたのである。とくにオーナーはサーキットメインでバイクライフを楽しんでいる。エンジンを回しすぎて1200のエンジンを壊してしまい、1300のエンジンに換装しているほど。スワップ後、キャブレターは1200のままだが、ケンソーのドーバーキットを組み込みセットアップ。それに組み合わされるマフラーはノジマエンジニアリングの限定エキゾーストパイプにS字中間パイプを製作してキングコブラのサイレンサーを組み合わせた。これでクラッチが滑るほどのパワーを獲得している(同社のクラッチキットで解消)。そのパワーを受け止めるため車体まわりにもしっかりと手が加えられているが特筆すべきはライディングポジションだ。大柄な体格のオーナーはどうしても後ろよりに座る。そうすると、ニーグリップがしっかりとできない。そこでオーヴァーのカーボンハニカムシートを採用した。さらにフロント荷重をかけられ るようセパレートハンドル化。これにあたって、DIYでタンクを加工している。さらにレーサーライクにお色直しして、走ってよし、見せてよしの個性的なマシンに仕上がっているのだ。

custompoint.gif

tr_03.jpg セパレートハンドルでハンドルを切ると手を挟んでしまう。たまたまある程度凹み加工してあるタンクを入手したオーナーはDIYで追加工を行なうことに。パテで整形されていたが、はがすとあちこちボコボコ...。スポット溶接で引っ張り出し、パテで再整形したと言う






tr_04.jpg タンクと一緒にゆずり受けたハンドルバーはスープアップ製で絞り角を可変できるのが特徴。アッパーブラケット上にはヨシムラのテンプメーターとラップショットがセットされている








tr_05.jpg オーヴァーが量販店で展示販売している際に実際にまたがり気に入ったカーボンハニカムシートを購入。純正のシートベースからスポンジ部分を外して装着(リベットどめ)している








tr_06.jpg サーキット走行で高回域を多用するオーナー。吸排気系の変更で出力が向上していることもあって、油温を安定させるために、オイルクーラーは16段のラウンドタイプをセットしている








tr_07.jpg プリロードと伸び側減衰圧調整のみのシンプルさからアイショックを採用。以前は別メーカーのフルアジャスタブルを採用していたが、セッティングの迷宮に迷い込んで交換した















tr_08.jpg 80年代のレースシーンにあこがれを抱くオーナーはAPレーシングのキャリパーとマスターを採用。ブレンボの高性能ぶりも理解しているが、あくまでブランドにこだわったと言う















tr_09.jpg ブレンボは一般的すぎることからキャリパーにはベルリンガーをセット。効き味には不満はないが、フロントと統一するため、APレーシングへの変更を予定しているとのこと















tr_10.jpg 6年前に限定で発売されたノジマエンジニアリングのエキゾーストパイプにキングコブラのサイ レンサーを組み合わせた。中間パイプを"S字"にしたことでトルクがアップしたと言う










onepointadvice.gif

tr_11.jpg XJR1200/1300(インジェクション車はのぞく)は出力がアップするとクラッチが滑べってしまうケースが少なくありません。これを解消するためにスプリングを強化したキットを組み込むと滑りは収まりますが、今度はクラッチが重くなるといった症状が出てきます。当社では現在スプリングを強化タイプにするのでなく、プレートで滑りを抑えるキットをリリースしています。ぜひ試してください。
忠男レーシング部長/清水晶彦氏(右)