CustomPeople(カスタムピープル)オンラインTOP > テクニカルエキスパートファイル > K-Ⅱ PROJECT(K-Ⅱプロジェクト) ZZR1100

K-Ⅱ PROJECT(K-Ⅱプロジェクト) ZZR1100

K-Ⅱ PROJECT(K-Ⅱプロジェクト) ZZR1100 画像1

K-Ⅱ PROJECT(K-Ⅱプロジェクト) ZZR1100 画像2

KAWASAKI
ZZR1100


K-Ⅱプロジェクト




茨城県守谷市百合ヶ丘1-2026-1
TEL:0297-47-8187


CP75_K2.gif

強烈なインパクトを与えるカラーリングを見ているだけでも、このZZR1100のカスタムはある意味成功しているだろう。しかし、身にまとった派手さに見合うパフォーマンスをK‐Ⅱプロジェクトはしっかりとこのマシンに与えた。総排気量を1108㏄とし、ピストンの重量合わせやクランクケースの加工、シフトまわりなどのWPC処理など、各種表面処理、面研からバルブシートカットと、パワーアップだけでなく耐久性も考慮。さらにはビートのST-2のカムシャフトが組み込まれ、FCRキャブレターやノジマファサームのマフラーで吸排気系をまとめ、見た目に負けないパワーが引き出されている。足まわりに目を移しても、前後オーリンズで運動性能を高め、スイングアームもブラックアルマイト処理がなされたウイリー製であり、ホイールも軽量なドゥオーモを採用。ブレーキシステムを見てもブレンボキャリパーやサンスター、ブレーキングなどの一流品を装着し、コントロール性のいいストッピングパワーを得ているとか。そして、ステップやシートの位置関係も見直し、ライディングポジションの改善も図られている。クラッチなどの操作感も改善されているとなれば、もう言うことはないだろう。ワインディングロードでスポーツライディングを楽しみ、ロングツーリングを快適にこなす。見た目もさることながら、性能面におけるオーナーの要望をも見事に具現化されているのだ。

custompoint.gif

k2-03.jpg パフォーマンスアップをねらってエンジンにはφ78㎜ピストンやビートのハイカムシャフトが組み込まれる。が、走るのはあくまでストリート。耐久性なども考慮してシリンダー内壁にはバルフォスM処理、シフトまわりやオイルポンプのギヤにはWPC処理がほどこされた





k2-04.jpg 高速クルージングよりもワインディングでのピックアップを重視して、キャブレターはケーヒンFCRφ41㎜に換装された。性能を引き出すために同社独自の加工がなされている







k2-05.jpg 足着き性の向上、強烈な加速にも耐えうるストッパーの形状としたシートは、同社オリジナルのカスタムシートだ。気持ちよくライディングできるようにと開発された一品である







k2-06.jpg これまで数多くのマフラーを装着した経験から、出力特性やサウンド、仕上げの品質の高さからノジマエンジニアリングのファサームをセット。フルチタンで大幅な軽量化にもつながった







k2-07.jpg ウイリーのクラッチシリンダーでクラッチの操作性も向上している。ちなみにオイルラインはすべてスウェッジラインプロに変更。そしてバックステップはコワース製をチョイス







k2-08.jpg ブレンボの4ポットキャリパーとサンスターのレーシングローターでまとめられたフロントブレーキ。強力なストッピングパワーはブレンボのラジアルマスターで制御する








k2-09.jpg リヤショックはオーリンズだが、スペックエンジニアリングの車高調整キットを介して装着。サブタンクはテールカウルに沿った位置にオリジナルステーでうまく配置している















k2-10.jpg リヤブレーキは、見た目のインパクトが高いガルファーのウェーブディスクと、同社オリジナルキャリパーキットでまとめあげ、コントローラブルな特性を導き出している











onepointadvice.gif

k2-11.jpg ここに紹介したZZR1100はすでに10万㎞を走破している車両ですが、絶好調で走っています。その理由としては細かいメンテナンスの積み重ねが挙げられるでしょう。小さなところでは各ベアリングの消耗やグリスアップ。長期的にみて、劣化していくゴムや樹脂パーツの定期的な交換なども見落とさないことが必要ですね。とりあえずは普段から愛を込めてきちんとやることから始めましょう。機械モノはそういうことにちゃんと応えてくれますからね。

K-Ⅱプロジェクト工場長/千葉高行氏