

オーナーの意向によりクランクの軽量化やポート研磨、さらにハイカム導入によって高回転仕様となった1,135ccエンジン(JEピストンφ76mm使用)。しかしそれだけでは低中速が犠牲になってしまう。そこで面研とFCRφ39mmとの組み合わせでトルクを稼いでいる
メーターまわりは基本的にノーマルを維持するが、ヨシムラのテンプメーターを増設してシビアになった油温管理を徹底する。またブレーキマスターはニッシンのラジアルポンプだ
上下ブラケットにはギルドデザインのゼファー1100用ステムキットを採用する。ノーマルが60mmフセットなのに対し、35mmとショートオフセットとして旋回性向上を目指している
微妙なアールを見せているタンクはパテ成形などではなく、純正タンクをたたき出して成形したという力作だ。ペイントは本職が塗装業というオーナー自身が行なっている
シーンを選ばず幅広く対応できるという性能面を考慮して、オーリンズ製フルアジャスタブルタイプを選択した。定番ともいえる選択だが、その能力は折り紙付きだ
オーナーの意向からあえて純正フォークのインナーチューブにチタンコートをかけ、オーリンズ製スプリングでセッティングを出している。ペイントはオーナーによるものだ
ホイールにはZZR1100純正を流用。ワイド化することでハイパワーを受け止めている。またスイングアームは純正ベースに補強を加え、ピボット部にオイルキャッチタンクを追加した
トルクを稼ぐためパイプを楕円にし、さらに徐々に絞るテーパー状にしているワンオフ4-1マフラー。さらに集合部以降を長くすることで全域での扱いやすさを追求しているのだ
≤調子が悪い≥と持ち込まれるチューニングエンジンには、バルブガイドにガタがあったままだったり、バルブシートのすり合わせもせずボアアップしているケースも見られます。チューニングとはただボアアップすればいいわけではなく、各部のクリアランスやトルク管理を適切に行なうことで、はじめて見違えるほど良好なエンジンに仕上がるのです。予算的な制約があったとしても、抜かりなくバルブまわりもチューニングメニューとして考慮いただきたいですね。| エンジン総排気量 | 1,135cc |
|---|---|
| ピストン | JEφ76mm |
| カムシャフト | ヨシムラST-1 |
| キャブレター | ケーヒンFCRφ39mm |
| エキゾーストシステム | ハラファクトリー |
| ホイール | (F)ZZR1100 3.50-17 (R)ZZR1100 5.50-17 |
| タイヤ | (F)ブリヂストン BT-016 120/70-17 (R)ブリヂストン BT-016 180/55-17 |
| Fブレーキ | キャリパー:ブレンボ4ポット マスター:ニッシン ラジアルポンプ |
| Rブレーキ | キャリパー:ZZR1100 |
| 電装系 | ASウオタニ SPⅡ |
| Fフォーク | スプリング:オーリンズ |
| ブラケット | ギルドデザイン |
| Rショック | オーリンズ |
| スイングアーム | 純正補強 |
| ステップ | ストライカー |