

エンジンはZRX1200Rに積み換えているのだが、ピストンやカムシャフト、バルブはZZR1200純正を組み込むことで、高出力型のスポーティなエンジンへと変身した。各部の鏡面加工やバランス取り、ジャーナル加工などのチューニングも妥協せず行なわれている
街乗りは視野に入れていないため、タコメーターと水温計のみのスッキリとしたコクピットが構築されている。なお、ブラケットはフロントフォークに合わせてGSX-R1100純正を流用
点火時期のセッティングには、ASウオタニのSPⅡフルパワーキットを採用。使用状況やチューニングの程度によって変わる理想の点火時期を、スイッチで調整できるすぐれモノだ
レース仕様というとFCRを組んだマシンをよく見かけるが、このマシンにはTMRを選択した。セットアップをきちんとすれば、アクセル全開時のトルク感が抜群にいいそうだ
レース本番ではコースレイアウトに合わせ、理想の特性を獲得すべく交換するというエキゾーストシステム。撮影時はナイトロレーシングのフルチタンタイプを装着していた
パワーアップしたエンジンから発生する熱を効率よく放出し、安定した走りを実現するために、ラジエターを大型なタイプへと交換。さらにオイルクーラーも追加する
タイムを縮めるために不可欠な足まわりの軽量化。ホイールにマルケジーニのM10Sを採用し、ブレーキシステムにはブレンボのキャリパーとブレーキングのウェーブローターを選択している
フロントフォークは91年式GSX-R1100純正を装着。最新モデルからの流用と比べれば、性能は劣ってしまうが、そこは豊富なデータ量でカバーし、コストダウンをねらった
この車両はTOTの最高峰クラス"ハーキュリーズ"に参戦するために製作しました。こうしたレース用にマシンを製作する場合、ただ"速いバイク"ではなく、人が操ることで"速く走ることのできるバイク"に仕上げる必要があります。この二つは似ているようで別モノなんですよ。そして、そのためのディメンションを含めたサスペンションやキャブ、点火時期などなど、セットアップを進めていく過
程というのも、バイクの魅力の一つといえるのではないでしょうか。| エンジン総排気量 | 1,164㏄ |
|---|---|
| キャブレター | ヨシムラミクニTMR-MJN |
| エキゾーストシステム | ナイトロレーシング |
| 電装系 | ASウオタニ SPⅡ |
| オイルクーラー | ナイトロレーシング |
| ラジエター | ナイトロレーシング |
| ホイール | (F)マルケジーニ M10Sコンペ 3.50-17 (R)マルケジーニ M10Sコンペ 5.50-17 |
| タイヤ | (F)ブリヂストン BT-003(T-3) 120-70-17 (R)ブリヂストン BT-003(T-2) 180-55-17 |
| Fブレーキ | キャリパー:ブレンボ4ポット ローター:サンスターφ310㎜ マスター:ブレンボ ラジアルポンプ |
| Rブレーキ | キャリパー:ブレンボ2ポット ローター:ブレーキングφ240㎜ |
| ハンドルバー | プロト エフェックス |
| シート | ブルドッカータゴス |
| ステップ | WR'S |