CustomPeople(カスタムピープル)オンラインTOP > テクニカルエキスパートファイル > CUSTOM SHOP SEKITOBA(カスタムショップ赤兎馬)ZEPHYR1100

CUSTOM SHOP SEKITOBA(カスタムショップ赤兎馬)ZEPHYR1100

CUSTOM SHOP SEKITOBA(カスタムショップ赤兎馬)ZEPHYR1100 画像1

CUSTOM SHOP SEKITOBA(カスタムショップ赤兎馬)ZEPHYR1100 画像2

KAWASAKI
ZEPHYR1100


CUSTOM SHOP SEKITOBA
(カスタムショップ赤兎馬)



富山県高岡市二塚455-6
TEL:0766-29-0819


CUSTOMSHOPSEKITOBA.gif

富山県の赤兎馬に持ち込まれたゼファー1100。オーナーは大のタイガースファンで、はるばる富山県から兵庫県の甲子園球場にも駆けつけるほどだそう。その観戦の移動のため、快適に長距離を走れるようにゼファーをカスタムしてほしいという依頼だったそうだ。その際、ただ〝長距離を快適にする〟というだけではおもしろくない。長距離移動には欠かせないフロントカウルを装着することを決定したのだが、デザインやポジションをオーナー好みに近付ける作業を同時に行なっているのだ。なおフロントカウルは各種FRP外装を展開しているホワイトハウス製。このデザインをベースに、ネオクラシカルとも言うべきゼファー1100をビンテージレーサー風に統一していった。そのイメージを決定付けるのはRSパーツの移植だ。実はゼファー1100と1100RSとでは、とくにフロントまわりで前者から後者への互換性が乏しい。とりわけ1100純正キャリパーはスポーク部分と干渉するため、RS用を用いなければならないのだ。そのため、それなりに手間がかかる作業となっているのだが、オーナーの希望するスタイルを実現したことで、よりオーナーは愛着をもって接しているようだ。エンジンなどには手が加えられていないが、これはオーナーがとくに希望しなかったため。カスタムとはオーナーの希望するメニューを構築すること。そんな当たり前のことだが忘れがちなことを思い出させる1台だ。

custompoint.gif

sekit_03.jpg フロントカウルはホワイトハウス製の汎用モデル。装着するにはネック部分にステーを溶接する必要が生じたため、フレームナンバーを消さないよう慎重に作業を開始。最低限の1ヶ所の溶接にとどめた。サイド部分は純正オイルクーラーのステーを利用してとめている






sekit_04.jpg 野球観戦の帰りはナイターだと深夜になってしまう。そのため夜間の視界を確保するためライトを増設している。あまり派手になりすぎないようカウル下部に位置させている








sekit_05.jpg ハリケーンのドラッグバーでほどよい前傾姿勢を作り出している。"長距離を走るのだから身体 が起きたほうがいい"と一概に言えず、かつ前傾姿勢がオーナーの好みのため採用した








sekit_06.jpg フロントカウルに合わせて同じくイモラタイプとなるホワイトハウス製リヤシートカウルを装着する。なおシート本体もホワイトハウス製とし、全体に統一感を持たせているのだ








sekit_07.jpg ビンテージ感を強調しようとゼファー1100RSホイールを装着しようとしたが、キャリパーが干渉してしまうためフロント一式をRSに交換した。意外に手間がかかった部分だ















sekit_08.jpg ビチューボ製リヤショックをメッキ仕様にして装着。性能のわりには安価で入手でき、見た目もオーナーの好みにマッチしていたため採用されたものだとのこと















sekit_09.jpg サイレンサーはオーナーによる加工。見た目の変化を付けるようにと作業したものだそうで、横から見る外観はノーマル然としながらカスタム感あふれる仕上がりとなっている








sekit_10.jpg ナイトロレーシング製ステップは車体の存在感に負けない剛性感から採用したとのこと。ベアリングを軸受けに採用していることもあり良好な操作性を獲得している










onepointadvice.gif

sekit_11.jpg 今回はゼファー1100に1100RSパーツを移植しましたが、RSのフロントまわりの移植は予想外の工賃が発生しやすい手間のかかるパートです。ノーマルキャリパーが装着できないため一式を交換することにしましたが、のちのちRS化したいという人は、まず中古車を買う段階で車両選びを慎重にしましょう。逆に、RSからいわゆるノーマル化は比較的簡単です。足まわり交換でスポークホイール化を少しでも考慮しているなら、最初からRSがオススメです。




カスタムショップ赤兎馬取締役/久保智祐氏