

何よりも特筆すべきはアンダーチューブをクロモリ鋼で製作してドッキングしている点だ。強度が上がるだけでなく、この方式によってエンジン搭載位置やピボット位置の変更が可能となり、車両の特性を細かに設定できるのが魅力。まさに同社独自の手法といえるだろう
カスタムマシンをさらにアピールするペイントにも注目。ペイントショップ・YFデザインと共同で"現代の火の玉"をイメージしてデザインした仕様とのこと
Z1のフォルムをつかさどるテールカウルはペイントに目がいきがち。しかし、よく見るとテールアップされているのだ。しかもシートレールを加工して処理している
1,015㏄まで排気量アップし、シリンダー面研、クランクの芯出しなどリファインすることでトルクフルな出力を発揮するエンジン。渋い半ツヤブラックで表面仕上げされている
マフラーにはエキゾースパイプ・サイレンサーともにオートマジックオリジナルのチタン製をチョイス。パワーアップはもちろん、バンク角の確保や軽量化に貢献している
左側のエンジンマウント部もプレート化することにより、GPz1100からZRX1200Rなどの最新エンジン換装まで視野に入れることができるようになるという
スイングアームはオートマジックのオリジナルだが、ロングタイプをさらに延長し、ショック取付部も設置箇所の変更が行なわれている。リヤショックはオーリンズを装着
ピボット部内側のフレームにザグリ加工はないが、しっかりとチェーンラインは確保されている。これはチェーンラインを想定したうえで、フレームの移植再生が行なわれているからだ
Z1誕生から37年も経ってしまいました。今やコンディションのよい中古のZ1を入手することは困難になってきています。あったとしても経年劣化や日本特有の湿気の影響による金属疲労などが、一番大切なフレームのパイプの内部には起きています。これではフレームの剛性を上げるために外から補強しても意味はありません。うわべのリペイントも同様ですね。経年劣化の抜本的対策を今のうちにしておかないと、しっかりと走るZ1は消えていく運命にあるかもしれません。| エンジン総排気量 | 1,015㏄ |
|---|---|
| ピストン | ワイセコφ70㎜ |
| キャブレター | ケーヒンFCRφ35㎜ |
| エキゾーストシステム | オートマジック |
| オイルクーラー | アールズ9インチ13段 |
| ホイール | (F)ドゥオーモ 3.50-17 (R)ドゥオーモ 6.00-17 |
| タイヤ | (F)ピレリ ディアブロスーパーコルサ 120/70-17 (R)ピレリ ディアブロスーパーコルサ 190/55-17 |
| Fブレーキ | GSX-R750 キャリパー:ブレンボ4ポット ローター:ヤマハ純正φ320㎜ |
| Rブレーキ | キャリパー:ブレンボ2ポット ローター:PMC サポート:オートマジック |
| Fフォーク | オーリンズ |
| Rショック | オーリンズ |
| スイングアーム | オートマジック |
| ステップ | オートマジック |