CustomPeople(カスタムピープル)オンラインTOP > テクニカルエキスパートファイル > AUTO BOY J's(オートボーイJ's) ZRX1100

AUTO BOY J's(オートボーイJ's) ZRX1100

AUTO BOY J's(オートボーイJ's) ZRX1100 画像1

AUTO BOY J's(オートボーイJ's) ZRX1100 画像2

KAWASAKI
ZRX1100


AUTO BOY J's
(オートボーイJ's)



茨城県つくばみらい市絹の台3-32-1
TEL:0297-25-3883


CP128-131_130_2.gif

〝オートボーイJ'sのレーサーの街乗り仕様が欲しい〞というオーナーの要望により製作されたZRX1100だ。さらにオーナーからは〝サーキット走行にも対応できる仕様〞にすることも製作コンセプトに加えられた。そのため製作時に苦労した点は足まわりだそう。「なるべくピンポイントの仕様にならずに、セッティングで対応できる範囲を広くとっています。そのため微調整がしやすく、使用状況に対して細かくセットできるようフロントにオーリンズ、リヤにダブリュピーを採用しました」と同社代表の鴻巣氏は語る。エンジンは排気量を変えずに、ワイセコ製ハイコンプピストンとZZR1100(D)の純正カムシャフトを組み込む。さらにポート加工やバランス取りを行ない、FCRφ39mmキャブレターでノーマルを大きく上回るパワーを得ている。フレームは〝このくらいのパワーと足まわりなら十分〞との判断でノーマルのまま。しかし、スイングアームにはアドバンテージ製を採用している。これは、ノーマルスイングアームの強度が弱いことと、チェーン調整部のエキセントリックの悪戯で〝欲しい車体姿勢〞に合わせることが難しいから、一般的なチェーン引きに変更することが一番の目的なのだ。これらのメニューで、走るステージごとに即座にセットアップできるマシンへと生まれ変わっている。が、オーナーからは早くも次のステップへのオーダーが入っているという。

custompoint.gif

abj-03.jpg 同社のZRXレーサー用にワンオフ製作されたシートカウルを、オーナーの強い要望により公道用に変更し装着している。シートカウルに保安部品を取り付けているだけに見えるが、上方にはツーリング時に便利な小物入れが設置されるなど、公道での使い勝手も考慮されているのだ





abj-04.jpg 鮮やかなグリーンにアルマイト処理されたラジアルポンプマスターはベルリンガー製で、リザーバータンクキャップまで同色で統一。スロットルはハイスロットル化されている








abj-05.jpg ネット付きファンネルが装着されたFCRキャブレターの口径はφ39mm。街乗りでの扱いやすさと高回転域での吹き上がりのバランスを考慮した結果セレクトされた口径だ








abj-06.jpg 同社がドーバーレーサーで使用していたオリジナルシングルシート。埋め込み式LEDテールランプや、クイックファスナー開閉式の小モノ入れも装備し公道用にリファインしている








abj-07.jpg ノーマルボアながらワイセコのハイコンプピストンによってパワーアップしたエンジンから発せられる熱に対応するために装着されたTKラジエター。オイルクーラーはラウンドだ















abj-08.jpg エキゾーストパイプは月木レーシング製を使用し、小振りなサイレンサーと組み合わせた。リヤショックはダブリュピーで、ステップはベビーフェイスだ








abj-09.jpg オーリンズの正立フォークにドゥオーモのマグネシウム鋳造ホイールの組み合わせ。ホイールは単に装着するのではなく、西村コーティングのダイヤモンドコートがほどこされている








abj-10.jpg フロント同様ドゥオーモ製ホイールを採用。ローターはノーマルながら、キャリパーをブレンボ2ポットとしコントロール性を高めている。スイングアームはアドバンテージ製だ









onepointadvice.gif

abj-11.jpg ZRX1100をカスタムするときのポイントは車体姿勢作りです。まずテール部を極端にアップさせないこと。ノーマル比20mmまでが目安です。次にフロント部は下げずフォークのバネレートを上げてノーズダイブを少なくします(フロントに荷重がかかりすぎると曲がり難い車体になるため)。さらにリヤのエキセントリックが、欲しい車体姿勢を作るときに妨げになりやすいのでパーツ変更した方がベターです。スイングアームは剛性の確保と車高をしっかりと決めることが主な変更理由ですね。


オートボーイJ's代表/鴻巣 正氏