CustomPeople(カスタムピープル)オンラインTOP > テクニカルエキスパートファイル > AC YOSHINO(ACヨシノ) ZEPHYR1100

AC YOSHINO(ACヨシノ) ZEPHYR1100

AC YOSHINO(ACヨシノ) ZEPHYR1100 画像1

AC YOSHINO(ACヨシノ) ZEPHYR1100 画像2

KAWASAKI
ZEPHYR1100


AC YOSHINO
(ACヨシノ)



千葉県柏市今谷上町65
TEL:04-7174-0336


CP120-123_121_3.gif

99年にモリワキのパーツを使ったゼファー1100レーサーでレース活動を行なっていたACヨシノ。この車両のオーナーは現在代表の吉野氏であるが、もともとはモリワキファンの前オーナーに依頼され、吉野氏がモリワキのパーツを使って製作したという1台だ。オーナーが高齢のため手放すということで、買い戻したのだそう。基本的に外装こそモリワキカラーからイエローボールのタンクカーボン外装に変更しているが、基本的なパーツ構成は製作当時のまま。レーサーにも使われていたパーツのため、使いこなすには相当の技量が必要と思ってしまうが、どんなステージでも使えるように仕上げたという。たとえばサスペンションはスプリングレートを変更するなど手を加えている。また、ブレーキは思いどおりに車体をコントロールできるよう、前後ともに見直しているのだ。エンジンはいたずらに排気量をアップさせるのではなく、吸排気系を変更することで扱いき れる十分なパワーを引き出した。扱いやすさを重視してキャブレターにはFCRφ39mmをチョイスしていることからもその点はうかがい知れる。ただ、吉野氏の手に戻ってきたからには、今後、ボアアップをはじめ、さらなるチューニングが行なわれることだろう。さらには、前後ホイールを変更して17インチ化&軽量化をはたすなど、現状でもストリートでスポーツライディングを高いレベルで楽しめるマシンに仕上げられているのだ。

custompoint.gif

acy03-03.jpg モリワキのキャブレターカバーに隠れているが、キャブレターにはFCRφ39mmがセットされている。理想のセッティングを出すためにラムダセンサーでデータ取りをしつつ、実走行を繰り返した。また、セットアップ前に、エンジンや点火系などのチェックも行なっている。こういった積み重ねが、性能を引き出すのだ





acy03-04.jpg ブレーキのコントロール性を高めることは、結果的に疲労軽減につながる。そこで、マスターシリンダーをラジアルポンプに変更。キャリパーとローター同様、ブレンボを選んだ








acy03-05.jpg 排気量は変わっていないが、カムシャフトにはメガサイクル製を組み込んだ。同時に圧縮を上げるため面研のみ行なっている。いずれポート研磨などの加工もする予定とのこと















acy03-06.jpg ライディングポジションを最適化するため、モリワキのステップとゼファーの純正ハンドル、純正アンコ抜きシートを採用。サイレンサーステーはカーボンで製作した一品モノだ















acy03-07.jpg ゼファー1100はオイルパンの形状が問題で、バンクさせるとマフラーの集合部を擦りやすい。そこで、集合部がセンターに寄るモリワキのオイルパンとマフラーを採用した








acy03-08.jpg フロントフォークはブラケットがセットになっているモリワキMF45に交換。快適性を追求してスプリングをオーリンズに変更するなど、モディファイしたうえで装着している















acy03-09.jpg フロントブレーキは制動力アップの方向で構築したが、リヤは効きよりもコントロール性を重視。小径なVTR1000F純正ローターとブレンボ2ポットキャリパーを組み合わせた















acy03-10.jpg 武骨なスタイルのモリワキ製スイングアームとモリワキショーワのリヤショックで構成されたリヤセクション。リヤショックに関しては富樫エンジニアリングでメンテナンスしている















onepointadvice.gif

acy03-11.jpg インターネットオークションに昔のモリワキのパーツが出回っていますが、それを購入する際にはコンディションチェックを忘れずに行なってください。古いモノは10年選手なため、なかには状態が悪いモノもあるでしょう。せっかく購入したパーツなのに、装着したらマシンの調子をくずしてしまっては意味がありません。これは、中古パーツを購入する場合にはあたり前の作業だということを覚えておいてください。場合によってはメンテナンスに費用がかかることも覚悟しましょう。


ACヨシノ代表/吉野富三郎氏