
「軽量化や高強度といった特徴はもちろん、表面にクリアを吹き、磨きあげることで、装飾品としても高い価値も持たせるようにこだわっています」と、エーテックのカーボン製パーツについて語る同社・池田氏。そのこだわりのパーツが各所に装着されたこのGSX-R750は、エンジンや吸排気、足まわりなどにはまだ手が加えられていないが、ノーマルとは一線を画す雰囲気を放つ。ゼッケンプレートを装着したフロントマスクは、サーキット走行時にライトにテーピングをする必要がなく、フロントフェンダーとともに、よりレーシーにフロントまわりを演出。両面テープで固定したタンクカバーは、小キズからタンクをガードし、走行中に熱くなるフレームにはヒートガードを装着して、快適なライディングをサポート。また、強い力がかかるヒールガードには、高い強度を持つドライカーボンを採用。さらに、フルカバータイプのリヤインナーフェンダーは、リヤショックなどのパーツを飛び石や砂利から保護し、高温となるマフラーカバーには放熱効果をねらってエアダクトを設けた。これらのすべてがそれぞれの目的をはたしながらも、カーボンを使用することで全体的なドレスアップ効果を高めているのだ。ノーマルでも高い走行性能を持つスーパースポーツでは、カスタムを楽しめないと思う人も少なくない。しかし、このマシンのように社外外装パーツを取り入れることで、十分カスタムを楽しむことができるのだ。

〝 走行中にフレームがエンジン熱の影響で熱くなってツライ〞というGSX-R750オーナーの声を聞き、同社がこのマシンで型を取り製作されたフレームヒートガードだ。快適なライディングをサポートしつつ、カーボン素材によってドレスアップ効果にも貢献している

ステルス戦闘機のような外観のゼッケンプレートは、サーキット走行時に容易な装着ができるように下部をダクトに引っかけてからスクリーンのボルトで固定するという脱着方法を採用

タンク後部にカーボン製タンクガードを装着することで、ジャケットのファスナーなどによる小キズを防ぐだけではなく、ドレスアップ効果も期待できる。装着には両面テープを使用

飛び石などによるラジエターのコア部分の損傷は、冷却性能の低下によってエンジントラブルを招くケースがある。ラジエターコアガードを装備して、未然にトラブルを防止する

フェンダーレスキットは、シャープなリヤビューの演出がねらえるアイテムで、ボルトオン装着が可能。また、軽量化も期待できる。公道走行時はリフレクターの付け忘れに要注意

フロント足まわりのアクセントとしてドレスアップに貢献しているカーボン製フロントフェンダーは、軽量化によって軽快なハンドリングとコーナリングも期待できるアイテムだ

リヤフェンダーはチェーンとスイングアームを覆うフルカバータイプで、ドレスアップ効果に期待できるアイテムだ。スイングアームを外すことなく装着できるように考慮している

ノーマルマフラーが軽量で十分な性能を持っているならば、交換ではなく、マフラーカバーの変更によって雰囲気に変化を与えることも、カスタムを楽しむ方法の一つであろう

パーツ選択は見た目だけではなく機能面も考慮しましょう。数多いバイクパーツには、デザインだけにこだわって機能を軽視しているモノが少なからず存在します。たとえば小型のミラー。小型化されたデザインはドレスアップに効果的だと思いますが、なかには後方が見えにくいモノもあり精神的疲労を増加させるため、安全性には疑問です。また、車両の年式によっては車検に通らないものもあります。パーツはデザインと機能面をしっかりと把握してから購入するのがお勧めです。
エーテック販売促進部主任/池田信洋氏